在留外国人の9割がコロナ終息後の国内旅行に前向き、特に沖縄と東京が人気 -株式会社YOLO JAPAN-

 

在留外国人の9割がコロナ終息後の国内旅行に前向き、特に沖縄と東京が人気。
訪日外国人観光客数も増えると回答、「日本でしかできない体験」が魅力。

政府が6月19日に県をまたいでの移動の自粛を全国的に解除する方針を発表するなか、226ヵ国16万人以上の在留外国人が登録している日本最大級のメディアを運営する、株式会社YOLO JAPAN(代表取締役:加地太祐、東京本社:東京都港区、以下「YOLO JAPAN」)は在留外国人会員に新型コロナウイルス終息後の観光に関するアンケート調査※を実施した。

 

1位は沖縄、2位東京、新型コロナウィルスの終息後に国内旅行に強い関心
同アンケート調査の結果によると、在留外国人会員の90%が新型コロナウイルスの終息後に沖縄や東京をはじめとする他府県への旅行に強い関心があることが明らかになった。
更に訪日外国人観光客についても、95%の外国人会員は温泉や地域文化などの「日本でしかできない体験」を求め日本へ観光に来ると考えていることが分かった。
※アンケート実施期間:2020年04月27日~2020年05月11日、回答者:63ヵ国372名のYOLO JAPAN会員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訪れたい旅行先として国内で1位に選ばれたのは沖縄県(139名、37%)、次いで2位東京都(112名、30%)、3位北海道(101名、27%)、4位大阪府(94名、25%)、5位京都府(90名、24%)と続いた。
いずれも日本人観光客にも人気が高い場所への関心が高いことが示された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事、宿泊施設の質や面白いイベント、日本文化など体験重視、遠方への旅行需要
旅行先に選ぶ際に重視する点として、近場であること(29%)よりも旅行先によって様々な特色が出る食事や宿泊施設の質(62%)や面白いイベントがあること(56%)が挙げられ、遠方への旅行に需要があることが分った。その他にも衛生面への配慮がされていること(47%)も半数近くの会員が重視をしており、withコロナ時代において在留外国人は安心して様々な体験ができる国内旅行への関心が高いことが示された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、訪日外国人に対する国内旅行への関心について、在留外国人会員の95%が「コロナ終息後に海外から外国人が日本に訪れると思う」と答えている。その理由として、「日本にある観光地に行きたいから」(84%)や「日本文化を体験したいから」(81%)という声が多く、諸外国と比較しても日本固有の観光地や文化を体験することへの関心が高いことが分かった。その他にも、開催が来年に延期された東京オリンピックを控えていることが理由として挙げられた。

同様に、在留外国人が考える訪日外国人を誘致する方法として、日本の文化体験(82%)をはじめとした、地方の料理やお酒(62%)など、地方での色濃い日本文化体験ができるプランが多く挙げられた。

一方で、三密に配慮されたプライベートツアー(22%)やインターネットでの疑似体験(17%)は支持されにくい結果となり、オンラインでの疑似体験やプライベートツアーなど感染への配慮による新しい形式の旅行よりも、日本の文化を体験するコンテンツの重要性が示された。

他にも、海外在住の外国人にオススメしたい、日本でしかできない体験について以下のようなコメントが寄せられた。

「温泉をオススメします。初めて日本に来て温泉に入った時、服を全部脱いで恥ずかしかったですが、温泉に慣れたら気持ちよかったです。また、夏に浴衣を着たときはすごくいい感じでした。」(ベトナム、20代、女性)
「日本でしか体験できないのは地方の独特な文化、そしてその雰囲気だと思います。観光客を歓迎する気持ちから、過度にカスタマイズしてしまうと、逆に魅力がなくなってしまいますので、地方の文化をそのまま保持してほしいと思います。」(ロシア、20代、女性)
「日本の自然を体験してほしいです。日本式の「おべんとう」を持って川や山などの自然がある場所へ出かけるのは本当に新鮮です。また、水族館、テーマパーク、美術館、フラワーパークにも行くことをお勧めします。それらはきっと永遠に思い出すものです。」(フィリピン、20代、女性)
また、回答者数の多い上位10ヵ国に絞り、国別で行きたい都道府県、外出先での重視することに国によって異なる結果も出ている。
アメリカ、ドイツ、フィリピン、イタリアに選ばれた県は沖縄県で、沖縄で食べられる食事やリゾート施設やホテルなどの宿泊施設の質が重視されることが分かった。
イギリス、ネパールから選ばれた県は北海道で、いずれも混雑していないことが挙げられ、ゆっくりと楽しめる旅行に需要があることが分かった。
更に、インド、インドネシア、ブラジルからは東京都が選ばれ、東京オリンピック含め開催されるイベントに関心があるとともに、衛生面への配慮も求められていることが分かった。ベトナムからは京都府が選ばれ、混雑していないことが重視されることとなどがわかった。

編集部)
今回のYOLO JAPAN社の調査結果はこれから市場活性化を取り戻すことを目指す国内旅行市場においてとても価値の高い調査データだ。
日本の旅行業界、国内旅行の重要性は以前から変わらない。

在留外国人ニーズにこたえた国内旅行消費の向上及び旅行者の体験情報の海外への発信はWithコロナ時代における今後の国内旅行市場の拡大に関しとても重要な要素と言える。

今後の在留外国人の方々の観光への意識やインバウンドの動きにも注目したい。

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