創業140年を越える伝統を誇り、清らかな水のふるさと甲斐の国で日本酒の製造・販売を手がける太冠酒造株式会社(山梨県南アルプス市、代表取締役:大澤 慶暢)
は20年前に一度、ワイン酵母を使用した日本酒「スイートエアー」を発売したが、当時は日本酒らしい味を好む傾向にあり、ワインに近い風味は受け入れられず販売を終了した経験を持つ。
しかしこのたび、スパークリング日本酒をはじめとした昨今の国内外での日本酒ブームをうけ、20年ぶりにワイン酵母を使用した、太冠酒造初となるスパークリング日本酒を誕生させ12月10日(火)に販売する。
原料には米、麹ともに山梨県産を使用。
酵母は山梨酵母とも呼ばれるワイン酵母を使用することで、日本酒でありながらワインの風味も感じられる、今までのスパークリング日本酒とは一味違う商品が完成した。
“ワイン県”山梨をイメージさせるその味は、爽やかなバナナ系の香りと若干の酸味が白ワインのような口当たりで、あとから日本酒の風味を感じられる、後味すっきりとしたライトでやや甘口の日本酒となっている。スモーク系のチーズや生ハムなどによく合い、ワイン酵母の芳醇な香りをより感じられるよう、フルート型のシャンパングラスで飲むのがおすすめのようだ。
太冠酒造では今後、販売状況などにより、海外への輸出やギフト展開も視野に、「太冠SPARKLING」を国内外に広めていく予定。