株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、毎月外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。今回は、春の歓送迎会シーズンを控え、気になる「〆グルメ」の最新動向についてレポートします。
食べたい「〆グルメ」ランキング2019
“〆カフェ”派が増え、炭水化物が減少
「ホットペッパーグルメ外食総研」の最新調査で、飲んだ後に食べたい「〆グルメ」のトップは「アイスクリーム」。2016年12月に実施した同ランキングで1位だった「お茶漬け」は3位に。同2位だった「ラーメン」は今回も2位でしたが、「うどん」(前回4位)や「おにぎり」(前回5位)など炭水化物メニューは順位を落としました。「アイスクリーム」を支持する理由としては「口がさっぱりするから」が目立ちました。4位の「コーヒー・紅茶」の支持理由にも「さっぱりする」「口直しになる」が挙がっています。〆シーンは変化し、飲んだ後はアイスクリームやコーヒーなどカフェメニューでしめる“〆カフェ”派が増えていることが分かりました。
■飲んだ後に食べたい「〆グルメ」トップ10
(n=1,030、3つまでの複数回答)※「特にない」を除く
〆に求めるものは「クールダウン」
飲んだ後の「〆グルメ」はどんな場? という質問に対する回答は、「クールダウンができる場」がトップ。飲み会から帰宅するまでのステップとして、ゆっくり静かに過ごしたい人が多いことが分かりました。飲み会の勢いそのままに盛り上がることを求めている人は、全体の2割にも満たない結果となりました。
■「〆グルメ」を食べる場はどんな場? トップ5
(〆を食べに行く人n=693、単一回答)※「その他」を除く
食のプロが語る!「〆グルメ」最前線
「〆グルメ」は多様化しています。この背景には〆を楽しめる業態のバラエティーが増えたことがあります。ラーメンやお茶漬けなどは引き続き人気ですが、昨今の糖質制限ブームの影響もあり、「〆に炭水化物を食べなくなった」「鍋の最後の〆を食べなくなった」という人も多く見られます。そんな中、注目は“〆カフェ“。アイスクリームやケーキ、札幌発祥の〆パフェなどが人気です。春の宴会シーズンは、帰宅前に人気のスイーツ店に行列が…そんなシーンも見られるかも?
引用元:PR TIMES