ビューティーのトレンドは、ファッションはもちろん、世の中の動きに大きく影響を受けています。資生堂ビューティークリエイションセンターが30年以上続けるビューティートレンド研究(以下、BT研究)では社会情勢、景気動向、NY、パリ、東京などで発表されたコレクションの傾向、独自の街頭調査結果、雑誌やSNSなどのメディア情報などを総合的に分析し、近未来の美容トレンドを予測しています。
今回、資生堂BT研究チームが、2017年秋冬に向けて提案するのは『さりげないのにしっかりとした強さが印象づく、スモーキーなワントーンメイク』。秋冬に向けてはオレンジ系に深みをプラスしたブラウンで、目もと、チーク、口もとの色味をワントーンに統一するメイクを提案します。ひとつのパーツを際立たせるのではなく、全体を同系色のハーモニーで、洗練された印象に仕上げます。
■資生堂ヘアメイクアップアーティストWebサイトでも情報発信しています。
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《2017年秋冬コレクション 不安感の中で”強さ”が必要》
今年2~3月に行われた2017年秋冬に向けてのコレクションでは、昨今の不穏な社会情勢の影響が色濃く反映されていました。キーワードは「強さ」と「安心感」。ショーに登場したモデルたちのメイクアップにも、強さを強調するブラックや多彩な色づかいのアイメイク、ボリューム感をもたせたまつ毛など、強さとインパクトのある表現が目立ちました。
ヘアは、強いファッションやメイクを引き立てるかのように、エフォートレス(頑張りすぎない)なムードが継続中です。顔周りをすっきりと見せたシンプルなスタイルが多く、ボーイッシュなショートスタイルが見られる一方で、フェミニンなムードの華やかなウェーブスタイルのバリエーションも見られました。
《街では「楽しみたい」かつ「やり過ぎない」》
資生堂BT研究チームが2017年春に行った東京での街頭ヘアメイク調査では、「やり過ぎない」「がんばり過ぎない」=”抜け感”を重視する傾向が継続しています。アイラインはあえて引かない、またはブラックやブラウンのラインを目尻だけにスッと入れるなど、引き算での軽さがポイントとなっています。メイクアップでは、ピンクカラーのブームが見られました。ピンクのアイシャドウ、ピンクや青みレッドのリップが人気で、トレンドカラーを取り入れながら、さりげなく自分の個性に合ったメイクを楽しむムードです。
《雑誌・SNSでは「オレンジ・ブロンズ系」、「統一感」に人気の兆し》
2017年春は、国内女性雑誌やSNSのメイクにおけるトレンドカラーにおいても、ピンク系が多数掲載されていました。夏にかけては大人っぽく美人な印象になる色として、オレンジ系やブロンズ系も注目のカラーとなっています。
先シーズンまではリップに重点を置くなどポイントを絞ったメイクが人気でしたが、そこから、ナチュラルなモデレートトーンで目もと、口もと、ほおの色に統一感を持たせ、全体をバランスよく仕上げるメイクが多く見られるようになっていることも注目です。
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引用元:PR TIMES